OISは本日2025年12月3日、創立23周年を迎えました。

これもひとえに、23年にわたりお子さまの人生の礎となる教育をOISに託してくださった、これまで、そして現在に至る多くの保護者の皆さまのご理解とご支援の賜物です。また、OISの教育を経て巣立ち、国内外の大学で学びを深めている卒業生の皆さん、すでに社会に出てさまざまな社会課題の解決に挑んでいる先輩たちが果敢に道を切り拓いてくれたことに、心より感謝申し上げます。
加えて、沖縄における国際バカロレア教育のパイオニアとして、生徒一人ひとりの心身の成長のため日々研鑽を重ねる教員、そして学校運営を丁寧に支えている職員一人ひとりの努力の積み重ねが、現在のOISを形づくっています。

日本の教育は、ここ数年で大きな転換期を迎えています。日本のトップ大学が、英語で単位を取得できる学科にとどまらず、世界中から学生を募る学部・学科の開設に動き始めました。その象徴とも言えるのが、2027年に東京大学が開講予定の UTokyo College of Design です。
深い知的好奇心と実践的な行動力を備えた次世代のイノベーターを育成するため、日本のトップ大学が決断し、行動を始めたのです。日本では難しいとされてきた秋学期入学、全授業英語による文理融合型のリベラルアーツ教育。まさに、OISがこれまで大切にしてきた教育の姿そのものです。

沖縄におけるOISの教育への理解は、現時点ではOISの生徒・保護者の皆さま以外には、まだ一部にとどまっているのが現状です。しかし世界に目を向けると、世界有数の大学への進学を見据え、国際バカロレア教育を求める声は急速に高まっています。OISは、多様性に富んだ「真のインターナショナルスクール」を目指し、アジアを中心に留学生を本格的に受け入れるための環境整備を進めています。2027年の創立25周年を迎える頃には、多民族・多文化が集う学校としてさらに成長したOISの姿を実現すべく、強い意志をもって歩みを進めてまいります。

最後になりますが、OISへご寄付やご支援をお寄せくださっている個人・企業の皆さまに、心より御礼申し上げます。皆さまからのご支援は、教育環境の改善に資するだけでなく、OISが目指す教育の方向性が確かなものであることの証であり、教職員の情熱を支える大きな力となっています。今後とも、OISで学ぶ次世代のイノベーターのために、変わらぬご支援を賜りますよう、OISを代表してお願い申し上げます。

23周年という節目を皆さまとともに迎えられますことを、この上ない幸せとして、心より感謝申し上げます。


OKINAWA INTERNATIONAL SCHOOL
理事長　知念 正人